台湾日語教育学会 J-GAP TAIWAN第26回例会(全文PDF

Can-do活動集の開発及び使用

~A1A2の教材・教授法を例として~

日時:2014年10月25日(土) 13:00~17:00 (12:30~受付)

場所:(公財)交流協会台北事務所 B1 文化ホール

講師:陳姿菁先生(開南大学応用中国語学科日語学系・応用日語学科 副教授)

司会:許均瑞先生(銘傳大學応用日語学科 副教授)

賛助:国際交流基金

本日の趣旨:

・J-GAP TAIWANの設立経緯を紹介する。

・<日語A1A2級の教材教法>の使用方法などについて紹介する。

・連続性・一貫性を持った日本語教育をするために何が必要かを一緒に考える。

参加者:32名
陳姿菁 許均瑞 陳淑娟 黃鈺涵 上条純恵 賴美麗 施信余 磐村文乃 内田陽子 羅素娟 李桂芳 加藤稔人 郭碧蘭 周若珍 下元宏展 斎藤朗子 郭毓芳 陳玉英 内田さくら 楊淑惠 廖育卿 伊藤義人 池田晶子 芝田沙代子 清原昇太 羅暁勤 張瑜珊 許惠晴 李尚軒 邱英英 (大学、中等教育、補習班の日本語教師、院生)

時間 内容
13:00-14:00 発表者 紹介・挨拶教案1「これは~です」教案2「~が好き・嫌いです」  の教案を書く→話し合う

学習者の学校の成績や能力試験からは分からない能力がある。

Can-do CEFR JFスタンダードの説明

日本語能力がどのように記述できるか。

標準がつくれるか。

台湾に根付いたものを目指そう。

本日の趣旨

J-GAP Taiwan第26回月例會a

J-GAP Taiwan第26回月例會a

・J-GAP TAIWANの設立経緯を紹介する。

・<日語A1A2級の教材教法>の使用方法などについて紹介する。

・連続性・一貫性を持った日本語教育をするために何が必要かを一緒に考える。

 

Cando活動集の開発における経緯

世界各国、各地域の日本語教育でのレベル間のアーティキュレーションの達成、ならびに各国、各地域と日本との間の日本語教育のアーティキュレーションの達成。

方針としてJ-GAP各国は「JFスタンダード」及び「Can-do」を基準とし、共通の言語能力基準を作り、アーティキュレーションの達成を図る。

 

J-GAP Taiwanの歴史を紹介

CEFRの理念を紹介

Cando活動集の理念

・Can-doという概念を理解する。

→J-GAPの例会、ワークショップの主催

・台湾での使用場面にふさわしい活動

→台湾における日本語学習者の日本語使用場面調査

・教師が簡単に応用できる活動

→活動集の編纂

 

14:00-15:00 Can-do活動集の使用と作成活動集の内容説明と使い方活動集は実際の授業においてはさらにアレンジして活動に応用できる。実例の紹介これは~です。例)くまもん半澤直樹

台湾社会で学生に身近な単語を使って授業を行えば

日本文化と言語を結びつけることができる。

~が好き・嫌いです。

例)食べ物

ビンゴを用いて活動

中国語と日本語のマッチング

中国語で問題を出して日本語の単語でマッチングさせる。

例)ドラえもん喜歡吃什麼?→どら焼き

日本語だけでなく文化も紹介できる。

CEFRは最終的に自律学習を目指している。

J-GAP Taiwan第26回月例會b

J-GAP Taiwan第26回月例會b

Can-doの概念をもとにして教案を作成する

一番最初に作成した「これは~です」か「~が好きです。嫌いです。」との違いを考える。

・「これは~です」既知の物について聞くのは避けたい。分かりにくいものなどを例に取り上げて聞いて意味のある活動にしていきたい。(上条先生)

・今までは文法積み上げの方法で教えてきている。

第13課でい・な形容詞をこの量教えるのは生徒に負担があるのではないだろうか。学科によっては短時間で教えなければならないこともある。(下村先生)→授業の実態に合わせて台湾の実際の社会で密着したものを使用するといい。

・例えば形容詞の教える順序など文法積み上げの考え方が出来上がってしまっているが、実際の学生は文法積み上げ型の教える順序順ではない。生徒の実態に合わせて同時に導入しても負担はそんなに多くないのではないのだろうか。

・いろいろな活動をで身近な単語も導入していってはどうだろうか。

・50音も単純な繰り返しになるのではなく、身近な単語を取り入れながら形容詞や名詞の枠にとらわれずに導入していってもいいのではないだろうか。教師の役割は導入量が多すぎてはいけないのでそれを注意していく必要があるのではないだろうか。

 

 

15:2016:00 グループ発表Bグループ(池田先生)No18→「自分の家族を紹介する」にアレンジ50分×2コマ家族の写真を持ってこさせグループでインタビューさせる。学生のレベルに応じて単語内容を単語量を調節する。→教科書内の紹介にとどまらず、実際の家族を用いて紹介しており、よい活動である。(陳 姿菁先生)

→まず教師のものを紹介するとよいのではないだろうか。(陳淑娟先生)

Eグループ(齊藤先生)

No12「各部署や施設などを短い簡単な言葉で紹介することができる。」

50分×2コマ

小グループに分けてロールプレイをする。

場所の名前や部署などを紹介する。

→実際の使用場面は日本と仮定している。この活動は台湾人が日本に研修することを仮定しているので実際の使用場面があると考えられる。この活動を通して日本の会社文化も紹介できる(陳 姿菁先生)

Cグループ(内田先生)

J-GAP Taiwan第26回月例會c

J-GAP Taiwan第26回月例會c

No.17→ 図や動作をpptで説明するとアレンジする。50分×4

台湾料理を紹介する。材料から料理を推測したりする。(第一週)

自分の家庭料理を紹介する。(第二週)

→No.19日本の料理を作らせる。形容詞なども導入できる。食文化も紹介しながら単語も紹介できる。台湾料理を紹介するならば実物をもってくるのは大変である。(陳 姿菁先生)

→サークルでの授業で日本料理を扱った。料理に関する単語並びに歴史や文化も学ぶことができた。(周先生)

Dグループ(周先生)

No.325買い物50分×2

デパートで買い物ができる。

何を買いたいか討論させる。

異なるデパートのフロアーガイドを提示してインフォメーションギャップをさせる。

Q.台湾人の学生に店員の役をさせるのは意味のが分からない活動ではないだろうか。

→デパートで○○売り場は何回ですか?とはA1からA2に発展させる活動もできる。(陳 姿菁先生)

→40人分のお客さんを教師一人のができない。会話の練習はお互いの練習なので、させてもいいのではないだろうか。(李先生)

→学習者はワーホリなどの機会もあるから店員の役をやる可能性もある。(陳 姿菁先生)

→敬語を使うなど学習者にレベルアップになる。(陳淑娟先生)

→日本人は外国人が分からない敬語を言い直すのではないだろうか。敬語も(上条先生)

→使えなくとも聞いて分かるようにした方がいいのではないだろうか。(齊藤先生)

→ロールプレイをする場合には限定した敬語を使ってはどうだろうか。(陳 姿菁先生)

→学習者の対象を考えて店員をやらせるか考えるのもいいのではないだろうか(頼美麗先生)

Fグループ(頼美麗先生

No.16

買った物、商品の機能などを紹介できる。

ブログで紹介させる。

日本の物であれば文化理解となる。

日本でのアイディア商品なども紹介する。

→日本語を使って学習者が興味があるものを紹介させることはより学習者の身近なものとなる。(頼美麗先生)

Fグループ(李先生)

No.321→駅弁を買う時のやり取り45分

注文することができる。

数詞なども少し導入する。

ロールプレイ型の活動

実際のロールプレイで發音なども練習できる。

→駅弁は地域に密着したもので日本文化を紹介できる。(陳 姿菁先生)

 

今後は評価についても考えて欲しい。

16:1817:00 このCan-doで何ができるのか。教育現場での問題点・カリキュラムは学習者のニーズにあっているか。・教室で習ったことは社会で応用できるか。・クラスにレベルの異なる学習者(編入生・職業高校生・短期留学から帰ってきた学習者)が混在している場合、対応できているか。・教育間のコミュニケーションが十分か。

・同学年の横のアーティキュレーションが十分か。

 

→敬語が誤解を招いてしまったケースがあった。

こちらがパスタになります。

レシートはよろしいですか。

敬語の現状も教えないと、学生が困ってしまうのではないだろうか(李先生)

→Qレベルの異なる学習者がいる場合

A返ってレベルが高い学生が低いレベルのクラスを取ることを違反にするという考え方が広まることがないだろか。(下村先生)

J-GAP Taiwan第26回月例會d

J-GAP Taiwan第26回月例會d

→アーティキュレーションを作っていくには多くの問題があるのでなかなか難しい。(陳 姿菁先生)

→Q(社区大学の学生は様々なレベルである。)日本語の文型を話す時は時間がかかるものなのか。黒板や教科書の文型を見ながら話している。見ずにはなせるようになるにはどうすればいいのか。(伊藤先生)

A十分なインプットがなければ十分なアウトプットができないのではないだろうか。アジア系の学生は目からの学習を多く求める。必要性があれば話す。(齊藤先生)

 

→間違えるのが怖い。本当は言えるのに怖いついつい見てしまう。横のアーティキュレーション(先生同士の)もなかなか難しい。同じ0レベルスタートにおいても字を大切にするクラス会話を重視するクラス。教師は何を重要とするか。(周先生)

 

CEFRの概念は

一貫性があり透明性があるものであるので、アーティキュレーションの問題を解決できるものである。

 

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