台湾日語教育学会 J-GAP TAIWAN 第33回例会全文PDF

日時:2015年7月14日(火)~16日(木)
主題:「新しい指導要領に基づく中等教育の日本語教師養成リーダー研修」
場所:日月潭教師會館(南投縣魚池鄉日月潭中興路136號)
講師:當作靖彦先生(南カリフォルニア大学サンディエゴ校)
司会:陳淑娟先生(東呉大學)
主催:台湾日語教育学会 J-GAP TAIWAN・(公財)交流協会
協賛:国際交流基金
参加者:37名(大学、中等教育、補習班の本語教師、院生)

時間 内容
13:00-17:00  セッション1

2018年から実施予定の「12年義務教育における第二外国語教育の学習指導要領(陳淑)

1)台湾の中等教育の日本語教育の実施と学習指導要領

<基本概念>

1.21世紀を生き抜くための基本的能力を育成する。

2.第二外国語を通して、異文化を理解し、自文化を探索する。

3.国際的人、物、情報に触れ、国際的コミュニケーション行動力の基礎を培い、国際観を養う。

4.自主的に学習し、ストラテジーを見につけ、生涯学習に発展していく人間づくり。

<教育目標>

J-GAP Taiwan第33回月例會a

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1.第二外国語学習に対する基本的態度と興味を養う。

2.学生が第二外国語を使い、日常生活の基本的コミュニケーション能力を培う。

3.第二外国語の社会、民族、文化の理解を促進し、が育成が包容的世界観を養い、国際的人、物、情報に慣れ、また自文化を振り返ることができる。

4.将来国際的行動力の基礎が育成され、国内の外国文化のリソースを活用し、多様な文化的背景を持つ人と交流する機会を作り、異文化理解の素養を向上する。

(質疑応答)

Q:台湾の高校の外国語教育では選択の6単位とも英語の単位とする学校が多いのか。

A:多い。

Q:高校では第二外国語の単位は修了すれば認められるのか、パスしなければならないのか。

A:履修すれば、パスしなくても単位は与えられる。

ある高校では1年次から第二外国を選択する。学生の希望ではなく、親の希望で選択させられている場合もある。学生のやる気と関わってくる。

2)学習指導要領について考える。

(質疑応答)

Q:今までのと新しい指導要領の違いは?影響は?

A:今までのは簡単なものしか書かれていない。新しい指導要領がどのように影響していくかはまだ未知である。

A:今回は21世紀の人材を育てていくという目標であり、もっと具体的となっている。授業の活動もより具体的になる。

A:裁量時間があるので、学校によって特色を出すことができる。

Q:指導要領に従って教えなければならないという強制力があるのか。それとも大学入試に従っているのか。

A:基本的に法的拘束力を持つはずである。アメリカではナショナルスタンダーズに基づいたテストに合格するかしないかで様々なことが決められている。

Q:高校までのことは決められているが、大学の制度が整っていないのに、どうするのか。強制力はどこまで及ぶものだと考えられるのか。21世紀の人材とは具体的に何なのか。

A:理想は理想ではあるが、高校が変われば大学も変わらざるを得なくなる。

3)J-GAPの課題と今後の地図

4)台湾ではボトムアップのスタンダードの意味とトップダウンの意味

5)これまで新しい学習指導要領の会議での議論

6)内容と4レベルの設計

J-GAP Taiwan第33回月例會b

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7)履修時間数と4つのレベル(72、144、216、288時間)の目標

8)目標と課題

9)教師の役割

10)教師の力で2018年から変わる

世界の教育を取り巻く動き(當作靖彥)

スタンダーズ・ムーブメント

・高い目標を立て、それを達成するように教育・学習する。

・教育・学習の説明責任

グローバル化

・世界、社会の急激な変化

・社会が教育に期待するものも変化

・教育の変化の必要性

環境の変化

・テクノロジー主導の社会

・情報量の増加

・国際経済競争の激化

・イノベーションの必要性

・コミュニケーションの仕方の変化

・新しいリテラシーと古いリテラシー

社会の要求

・大学で学習できる能力

・仕事ができる能力

・社会生活ができる能力

最も重要な16の21世紀のスキル(2015ダボス教育会議)

基礎となるリテラシー

1.読み書き能力

2.計算能力

3.科学のリテラシー

4.情報、コンピューター、テクノロジーのリテラシー

5.経済、金融リテラシー

6.文化的、社会的リテラシー

7.高度の思考能力、問題解決能力

8.創造性

9.コミュニケーション能力

10.協働力

11.好奇心

12.率先力、起業家精神

13.忍耐力、グリット

14.適応性

15.リーダーシップ能力

16.文化的、社会的意識、自覚、気づき

社会力

・社会を生きる力を付けることが教育の主目標になる。

・教科の内容を通して、社会力を付ける。

Education Goals

21世紀のスキル

教科の知識の現実世界への応用

教科の内容に関する知識

STEM

Science

Technology

Engineering

Mathmatics

18:40-22:00 セッション2

学習目標の立て方(當作靖彥)

・教育レベルを決める。

・テーマを一つ選ぶ。

・そのテーマに関して、ゴール、オブジェクティブ、アウトカムを書く。

「学習指導要領」

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・多目的ドキュメント

-外国語学習の理念を示す

-外国語学習のミッションを示す

-外国語学習の新しいアプローチを示す

-外国語学習の意義を示す

-外国語学習の教育目標を示す

-外国語学習の学習目標を示す

・スタンダーズ・ムーブメント

-高い目標を立てて、それを達成するように教える、学習する

-高い目標を立てれば立てるほど、高い目標を達成する。

-それにより教育をよいものにする

理想の教育

・一番最初に、「学習目標」が立てられる

・二番目に、それを達成したことを示すための「評価」がデザインされる

・三番目に、「学習目標」と「評価」をつなぐ「教室活動」がデザイン、実行される

ゴールとは

・プログラム・コースが達成する包括的目標。

-プログラム・コースが向かう一般的方向性を決める。

-プログラム・コースが達成すべきスコープを規定

-オブジェクティブを決める基本となる

・一年のプログラム・コースの終わりには、日常生活に関する簡単な読み物の趣旨が理解できる。

Can-do Statement

・Active Verbsを使って書く

・測定可能であること

・教師の視点からではなく、学習者の視点から書く

オブジェクティブとは

・ゴールを達成するためのステップ

・ゴールより詳細で、測定が可能である。

・一年の終わりには、日常的なことがらについて書かれたブログの記事の主題、大まかな内容を説明できる。

SMART

・Specific具体的である

・Measurable測定可能である

・Achievable達成可能である

・Realistic現実生活と関係している

・Time-bound目標時間がある

・Manageable自分でコントロールできる

・Relevant,Personable自分に関係ある

・Sufficiently Challenging十分チャレンジングである

アウトカムとは

・オブジェクティブを達成したことの証拠となる。具体的、かつ現実的な事例。

・オブジェクティブを達成したことを調べる評価の例ともなる。

・評価として使える。

(質疑応答)

Q:21世紀の人材を育てていくのと、テーマと関わっているのか。

A:難しくなくてもよいので、21世紀の問題にかかわる新たな視点を発見するようなものを入れるべきである。

Q:学生が理解するという意味はどう表現すべきなのか。

A:母語を用いたり、絵を書いたりするなどの表現方法でもよい。

グループワーク

・教育レベルを決める。

・テーマを一つ選ぶ。

・そのテーマに関して、ゴール、オブジェクティブ、アウトカムを書く。

グループ発表

J-GAP Taiwan第33回月例會d

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グループ1:レベル2

・自分に関すること、学校生活を既習のことばで説明できる。

・他者のコメントや質問を聞き考えたことをまとめ発表できる。

當作先生コメント

ゴールに「学校生活」を入れないようにしよう。

グループ2:レベル2

・どのようなことをしたら学生が興味が出るか。

・日本語で発信することを目標とした。

・身の回りのことを発信できる21世紀の人材を考えた。

當作先生コメント

ゴールは身の回りのことについて詳しいことまで書かなくてもよい。

話し言葉なのか書き言葉なのかを指定してもよい。

2つのオブジェクティブとゴールの関係性を見直してみよう。

対人モードに関するゴールを考えてみてください。

グループ3:レベル1

・高校の実際の授業を想定した。

當作先生コメント

趣味を興味にした方がいい。

オブジェクティブを「興味のあるHPにいって」と変更しよう。

ゴールを増やすべきか検討しましょう。

グループ4:レベル3

台湾の高校生活と他国の高校生活の同異性を見つけ、はっぴょうできる

當作先生コメント

ゴールに2つのことが含まれている。

同異性と相違性をどう見つけるのか。

どのようなビデオをみるのか、モードのレベルが異なってくる。

Q:「既習の言葉」でという「既習」は必要か。

A:相手に分かってもらえれるように書けばよい。

グループ5:レベル2

・自分の意見を簡単な言葉で言うことができる

當作先生コメント

アウトカムがオブジェクティブになっている。

アウトカムはオブジェクティブをうまくまとめるべきである。

グループ6:レベル2

・生活環境に関することを描写したり、明確な質問に対して対応できる。

當作先生コメント

A2のレベルでは難しい。

グループ7:レベル2

・自分や他人の希望をリサーチしてほしいものの情報を得ることができる

當作先生コメント

スマホを見せれば品物が出てくる。

値切る技術は大変難しいのではないか。

8:00-12:00 セッション3

学習シナリオ】(當作先生)

評価の計画

・ゴール、オブジェクティブ、アウトカム

・ゴール、オブジェクティブ、アウトカムを達成したことを示す「証拠」とは何か?

・その「証拠」をどのように集めるか(評価)

・評価の計画、開発

-何を評価するか

-どのように評価するか

J-GAP Taiwan第33回月例會e

J-GAP Taiwan第33回月例會e

レッスンプラン

・計画・用意した評価でどうしたら学習者はいい点数をとれるか

-何を教えるか

-どう教えるか

実践能力目標

・Can-doステートメント

・S-M-A-R-Tゴール

学習シナリオの書き方

学習シナリオとは

・クラスの学習活動のスナップショット。

・どのような活動をしているか分かる。

・言語以外の要素(文化、現実社会、高度の思考能力、協働力、他教科の内容等)がどのように学習目標となっているかがわかる。

どんな要素が入っているか

・解釈的コミュニケーション(関連読解材料を読む、ビデオを見る、コメントを読む)

・対人的コミュニケーション(姉妹校の生徒に依頼する、姉妹校の学生のコメントに答える、グループディスカッション)

・提示的コミュニケーション(ビデオプレゼンテーションをする)

・文化(日本人の食生活、食習慣)

・他教科の内容(栄養)

・文化比較(日本と自国の食生活、食習慣)

・自主性、リーダーシップ

・協働力

・テクノロジーのリテラシー、メディアのリテラシー

・情報のリテラシー

・高度の思考能力

・J-GAP Taiwan第33回月例會k創造性

・エッセンシャルクエッション

質疑応答

Q:エッセンシャルクエッションはあった方がいいのか、なければならないのか。

A:学習は質問力なので、その力を育てるためにあったほうがいい。

Q:どのくらいの授業時間なのか

A:学期に1回や2回などで実施するといい。

Q:文法は他の教科書はあるのか。

A:文法の授業もある。しかし、それだけで終わってはいけないのでこのような活動を行う。

Q:討論の時間などが長すぎると、間延びしてその目的が失われてしまう。

A:どうしても授業で行わなければならないこと(話し合い)などを行う。予め一人でできることはやらせる。反転授業など。

グループワーク

学習シナリオを書く。

グループ1

J-GAP Taiwan第33回月例會f

J-GAP Taiwan第33回月例會f

當作先生コメント

ゴールに試験を行うことを明記しよう。それ以外はよく考えられている。

Q:学生のビデオがエリンと同じになってしまったらどするか。

A:ビデオでは高校生の1日のみであるが、本実践では、色々な選択肢があってもいいことを言う。

A:オリジナリティといった評価方法があってもよい。徐々に学生側も変化をしていくことを期待する。

Q:個人の評価はでないのか。

A:個人の感想を書かせることも評価の一つとする。協働は自己評価でさせる。

Q:自己評価やグループ内での他者評価は甘くなる可能性がある。

A:午後の課題にしましょう。

グループ2

當作先生コメント

Q:コメントは「いいね」も含まれるのか。

A:具体的な意見のことを言う。

A:姉妹校の先生とどんなコメントを与えてもらうかを話し合っておく。

簡単にすぐできる実践である。

グループ3

當作先生コメント

発表の部分で単語は日本語を用いたほうがいい。

Q:自分の欲しい情報を検索するのは難しいのではないか。

A:サイトを提示しておくといいのではないか。趣味と範囲が広いが、ウェブサイトの範囲を限ったほうがいい。

グループ4

當作先生コメント

Q:生活とはかけ離れているアニメもあるのではないか。

A:アニメから読み取れる現実との違いを考えさせる。限定すればいい。読み取れるものを探す練習もさせる。

行う必要性がなければなかなか行わない。プロジェクトの爲のプロジェクトになってしまっている。姉妹校などが来るという設定をしておくといい。

ウェブクエストの活動ではウェブサイトを限定して活動させている。ウェブクエストを参考にしてもいい。

A:好きなアニメを選択させる理由は動機づけを高める目的を持たせている。

授業コントロールができるかどうかも一つのカギとなっている。教える量、扱う量をコントロールすることも重要である。

グループ5

當作先生コメント

時間内で行うことができる。また、必然性もある実践である。

Q:アウトカムでは「~できる」という書き方をすべきか。

A:「~できる」という書き方の方がいい。

グループ6

當作先生コメント

レベルと内容が改善された。

Q:公的な場でビデオをとってもいいのか。

A:学生自体が行ったものをビデオ撮影すればいい。

グループ7

當作先生コメント

2週間ぐらいでてきる内容である。行う意義もある。

A:欲しいものが偏ってしまう。買ってきてあげたいものとしたらどうだろうか。

A:同じものになってしまったら、同じものになった理由を考えてみる。

13:00-17:00 セッション4

【学習シナリオ実施のステップ】(當作先生)

プレシナリオ活動

学習シナリオを達成するための、教える必要がある文法、語彙、文化の要素のリストを作る。

グループワーク

教えるべき語彙、文法を学習シナリオから考える。

グループ1

當作先生コメント

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Q:ルーブリックは学生が作るんですか。

A:学生がつくることをめざしている。

自分達がビデオを撮るのでその基準をはっきりさせていく。

Q:ビデオを編集するのは高校生には難しいんではないか。

A:学校で他の授業が行っている。

グループ2

當作先生コメント

最後の部分は学習シナリオに入っていていいのではないか。

グループ3

當作先生コメント

学習シナリオはコミュニカティブ活動であるので、文法項目の練習は入れない方がいい。シナリオ前に文法項目の導入をしておいた方がいい。

グループ4

當作先生コメント

新出語彙はアニメを見る前に導入した方がいい。聞く方が話すより優しい。語彙は使えなくても、聞いてわかるといったようにしておくといい。アニメを見せて全部分からせる必要はない。ある程度理解できればいい。

外国語を習得する場合聞いてわかる単語を増やしておくべきである。使えなくてもいい。最初から使える言語をめざすことは学習者にとってとても困難になる。聞いて分かる語彙から使える語彙に伸ばしていくべきである。

Q:質問用紙はどうするのか。

A:アニメの世界だけなのか、実際の世界でも起こり得ることなのかといった質問リストを考える。

グループ5

當作先生コメント

クラスですぐ使えるように感じる。

Q:「~が嫌いです」はどうして導入するのか。

A:「ちょっと」を教えているから、「~が嫌いです」は使わないことを教えたほうがいい。

Q:断りのストラテジーを使うのはなぜか。誘っているのに反対の意見を言うのはどうなのか。

A:妥協を見出すようなストラテジーができるように。

A:学習シナリオの書き方次第である。予め日本人が好きなものをリサーチしておいた方がいいのではないか。

A:色々なストラテジーも知るべきである。

グループ6

當作先生コメント

最初の部分は学習シナリオにいれてもいい。

グループ7

J-GAP Taiwan第33回月例會h

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當作先生コメント

Q:授業開始時に語彙を導入するとあるが、使える必要があるかないか。

A:発表する際に使うと想定した。

学習シナリオを完成させる前に語彙は使えるようにしておくといい。語彙を導入したら使えるようにさせるべきである。

教科書に書いてある語彙を活かせるようにしてさらに学習シナリオを作っていく。教科書の上にさらに学習シナリオを取り入れていけばクリティカルシンキングを育てていける。

Q:教師がグループを決定するんですか。この活動で知りたいことは個人の希望なのか、グループの希望なのか。ゴールと目的がずれている。

A:個人で商品リストを作ることは個人での活動である。グループでの発表は発表を円滑に行うため。投票をすることで意義付けができる。

質疑応答

Q:学習シナリオを書く意義のあるレベルはあるか。

A:高校で時間数が少ないのに、何を求められているのか。言語理解か、文化理解か。文化理解を要求しているのであれば、学習シナリオを意義があるものである。言語理解を目指したものであれば、学習シナリオを書くのは無理である。

A:この新学習指導要領では異文化理解を重視している。しかし、学校側は基礎からしっかり教えて欲しいという要望がある。この基礎とは語彙、文法といったものがある。しかし、これからは異文化理解を学ぶ能力を育てていかなければならない。

18:00-22:00 セッション5

【文法・語彙を教える】(當作先生)

語彙と文法の5+5アプローチ

5ステップの語彙練習→5ステップの文法練習

インプット⇒インテイク⇒プロセシング⇒アウトプット

語彙と文法は形と意味を結びつける。

形と意味が結びつかないうちに話すのは意味のないことである。

ステップ1(提示)

J-GAP Taiwan第33回月例會i

J-GAP Taiwan第33回月例會i

ステップ2(インプット活動)

ステップ3(言葉で遊ぼう)

ステップ4(アウトプット活動)

ステップ5(文法の導入)

ステップ6(拡張活動)

文法(表現)ステップ1(文法の導入)

文法(表現)ステップ2(インプット活動)

文法(表現)ステップ3(コンテクスト内のメカニカル活動)

文法(表現)ステップ4(ミーニングフル活動)

文法(表現)ステップ6(シチュエーショナル活動)

 

グループワーク

語彙

提示→インプット活動→言葉で遊ぼう→アウトプット活動→拡張活動

文法(表現)

文法の導入→インプット活動→コンテクスト内のメカニカル活動→ミーニングフル活動→コミュニカティブ活動→シチュエーション活動

について考える

グループ1

當作先生コメント

よく考えられていました。

グループ2

當作先生コメント

Q:上の活動はメカニカルで、同じ活動がペアになるとミーニングフルになるのはなぜか。

A:自分の言いたいことで伝える活動なのでミーニングフルである。

活動はたくさんあればある方がいい。形式と意味の関係が強くなる。

グループ3

當作先生コメント

単調になっているので、もう少し考えられると思います。

グループ4

當作先生コメント

単語で遊ぼうを作りましょう。

導入する文法はそれを言わせるようにする。

単語が多い場合はまとまりを作ってだすようにするといい。

グループ5

當作先生コメント

漢字圏の学生は漢字が分かるがために音を無視してしまうことがある。意味と音を一致させることは大変意味のあることである。音をしっかり認識させないと、リスニングが弱くなってしまうことがある。

グループ6

當作先生コメント

文法のミーニングフルの活動で、「~と」を必ず使うように指示するとよい。さらに自分達で選んで作りなさいという活動をするといい。

グループ7

當作先生コメント

文法のインプットアクティヴィティは聞くだけでいい。

学生も答える活動ではアウトプットアウティヴィティである。

正解がいくつもあるものをたくさん挙げると、意味が分かっているのかの判断が付かなくなる。

アウトプットアクティヴィティは日本語で質問したほうがいい。音声だけでなく、文字もみられるようにしておけば、中国語を使わなくてもいい。

「~と」、「~たい」を分けて練習させたほうがいい。一つのダイアログに2つの新出のものを出さない方がいい。

 

陳先生

J-GAP Taiwan第33回月例會j

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どれくらいの時間をかけるのかを明記したほうがいい。

Q:置き換え練習も意味のあるもので作った方がいいのか。

A:例えば、ダイアログは4行で英訳を付けている。

ダイアログを提示する時は黒板に英訳を書いておく。その前でダイアログを行う。それぞれの単語がどんな意味を持つか。という形式と意味を結びつける。だんだん英訳を見せないようにして日本語を言わせる。

長いダイアログでは文の後ろから言わせていく。という心理学の手法もある。そのようにして意味と形式を結びつけている。

長すぎるダイアログは形式と意味が結びつかない丸暗記となってあまり意味がなくなる。

8:00-10:00 セッション6

【学習を評価する】(當作先生)

学習のどの段階で評価が行われるか

・形成的評価;学習の途中段階で行われる評価。学習の動機づけを高めたり、学習者に学習状況のフィードバックを与えるために行われる。教育のペースを決定したり、学習者の弱点を知らせるためにも行われる。

J-GAP Taiwan第33回月例會k

J-GAP Taiwan第33回月例會k

・総括的評価;学習終了時に行われる評価。学習期間の学習者の成長、達成能力・獲得知識を測定するのに使われるテスト。

ルーブリックを使った実践能力評価

・評価のゴール、標準、評価目標、評価対象「集めたい証拠」を特定する。

・学習者の評価で示す結果を達成するために必要な能力と知識を特定課する(レディネスも考える)

・その能力と知識を評価するのに一番いい方法を決定する

ルーブリックとは

・人間が判断を正確に行えるようにする道具

・ルーブリックは通常、基準、レベルと標準記述の3つから成る。このうち、基準とレベルは必須

・基準細分化しないものは、全体的評価と

・基準を分けて、基準ごとに評価するものは要素分解評価

・どちらを選ぶかは、評価の目的、フィードバックの目的などによる

・加重化をするかどうか決める

・レベルを何段階にするか決める

・レベルを言葉で表すか、数字で表すか決める

ルーブリックの長所

・より客観的、一貫した評価が可能

・評価基準をはっきりと示すことができる

・言語能力の発達の段階を示すことができる

・学習者い予めどのように評価されるかを伝えることができる

・学習者・教師に有意義なフィードバックを提供する

・絶対的な評価基準をもとに評価できる

・評価のための時間を節約できる

・評価の結果を説明しやすい

効果的な評価とは

・評価したいことを評価する。

・学生に求めているレベルの評価を作るものがきちんと知らされていて、それを反映して評価を作る必要がある。

・どの状況にもつかえる「ベスト」な評価はない。

・それぞれの状況下で「ベスト」な評価を考える。

・評価のタイミングもそれぞれの状況によって異なる。

・効果的なフィードバックの与え方を考える。

質疑応答

Q:教師が行う評価なのか、ピア評価を考えるのか。

A:どちらでもいい。どちらも考える。教師とピアの同じルーブリックを使用してもいい。個人個人異なるルーブリックを使用してもいい。

教師が話し合う。

Q:形成的評価は必ず入れないといけないのか。

A:グループで話し合う。

アメリカでは成績をつけない教育が流行っている。

形成的評価は小クイズといった目に見える評価だけではない。活動を通して先生が観察した結果も形成的評価となる。

学生をみてどんなテストを行うのか判断しなければならない。

テストを行うことは時として動機を高めることもある。

Q:評価はテストだけではなく、授業を行ってどんな効果が見られるのか。といった目的を達成すればよい。ので、アンケートで行ってもいいか。

A:それもよい。アンケートばかりでなく、チェック表を用いてもよい。いつどんなことができるようになったかとい自己内省ができる。内省ができる学生は学習の伸びがよい。

デジタルポートフォリオの活用もしていくとよい。

Q:評価が満足度で終わってしまってはいけない。と考えるが、どうか。

A:自己評価を最終成績に反映させるかどうかは教師の裁量である。学生に内省能力をつけさせることも教育と考えていれば、自己評価をふくめるべきだ。あくまで、評価と目標は合致していないといけない。そこを考えて、どんな評価をするかを考えなければならない。

Q:総括的評価と形成的評価は視点が変われば変わるのか。

A:どの時点で行うかということで総括的か形成的かで視点が変わる。

グループワーク

J-GAP Taiwan第33回月例會l

J-GAP Taiwan第33回月例會l

評価について考える

グループ1

當作先生コメント

表現力の中に時間の管理とは時間を守っているかとのことです。

グループ2

當作先生コメント

台湾の学生は授業後もアンケートに答える。

グループ3

當作先生コメント

文法の授業を行った後で形成的評価を行うことは一つのゴールになる。

グループ4

當作先生コメント

荷重化については見た目で重視度がよくわかるようになっている。

グループ5

當作先生コメント

7つのグループが1人の先生で評価するのは難しい。その時は議論をビデオに撮ることにしている。

グループ6

當作先生コメント

Q:指名された学生がポイントがつくんですか。

A:そうです。

公平さを求める、または人間関係を考えるには再考が必要である。

グループ7

當作先生コメント

形成的、総括的評価両方考えられていてよかった。

10:00-12:00 セッション7

【振り返り】(陳淑)

グループごとに今回の研修で作ったものをまとめ、見直す。

研修の反省

研修で作ったものを今後どのように発展させ、活用するか話し合う

J-GAP Taiwan第33回月例會m

J-GAP Taiwan第33回月例會m

今回作成したものを本やwebに掲載する。

・名前を書き23日までに提出する。

・この3日間作成した最終的なものを「最終成果物」としてアップする。

・後日グループ発表をする。他の外国語の教師に対して中国語で発表する。

・出来具合により本にして出版することも考えられる

 

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